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 トップページ > 遺跡調査部のご紹介(リレー・ブログ) > #098 facebookで楽しい海外交流 (2017.3.24)

 
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#098 facebookで楽しい海外交流 NR

 昨年2月から、北米の釣り人とfacebookを通じて、交流しています。きっかけは、北米の氷上釣り専用の掲示板に書き込みをしていたところ、ミシガン州の釣り人から連絡があったことです。彼にfacebookでの交流を勧められ、休眠していたfacebookアカウントを再開し、交流を始めました。

 彼との交流をはじめるとミシガンの他の氷上釣り愛好家から次々に友達申請があり、自分から申請した方も含めて10名を超えるfacebook上の北米在住の友だちが出来ました。更に、facebook上で非公開のミシガン州の狩猟・釣りの趣味のグループ(登録6000人以上)にも招待されました。こちらで、「やあみんな、どこの郡・市のにいるの?」とのトピックがあったので「Fukushima-city JAPAN」と返信したら、驚かれた様子でたくさん「いいね」をもらえました。

カワカマス、最大2mになります。
(Wikiより)


 交流は、私の趣味の釣りの話題が中心で、北米での釣りの様子にコメントしたり、こちらでの釣りのようすにコメントをもらったりが中心です。ミシガン州は、北米でも北側に位置する五大湖のミシガン湖とヒューロン湖、スペリオル湖に挟まれた地域で、大きさからすると丁度東北地方がすっぽり入る位の大きさです。マイボートを持ち、近くの湖で釣りを楽しむ方も多い、釣りの盛んな地域です。ボートでは、日本でも盛んなバスフィッシングも行われています。他には、ルアーを使ったマスやサケ類の釣りも盛んで、スチールヘッドと言うモンスターニジマスやキングサーモンなどの大物も釣れます。また、ミシガン州はカナダに隣接する寒冷な地域で、冬季にはアイスフィッシングも盛んです。こちらでの、アイスフィッシングと言えは、わかさぎ釣りですが、あちらでは、色々な魚が釣られています。パイクと言う和名カワカマスやクラッピーやパーチ、日本では特定外来生物に指定されているブルーギルなどが釣られているようです。カワカマスについては、氷に開けた大きめの穴にオトリの模型を泳がせて、それにつられて寄ってきたカワカマスをヤスで突く漁もあります。日本では見られないとても興味深い特徴的な漁です。

 また、州旗に鹿があしらわれているように、ミシンガン州は、鹿を中心としたハンティングが全米で最も盛んな州の一つです。銃を使った鹿猟が解禁となる11月後半の僅かな期間には、みなさん鹿猟に夢中になり、facebookのトピックも狩った獲物の写真であふれます。面白いのは、銃を使わない洋弓を使った狩猟も盛んなことです。木の上に足場を組んだり、地形的に隠れやすいところに迷彩のテントを張ったりして、待ち伏せして仕留めるようです。捕った鹿の肉は、燻製にしたりひき肉にしたりと様々な形に加工して、美味しく食べられているようです。

樹上で洋弓を持って獲物を待つハンダー。どこにいるかわかりますか?
(Wikiより)


 彼らと交流して、一番日本との違いを感じたのは、きちんと顔写真(場合によっては奥さんと一緒の写真、私の分野では魚を掲げた写真)をプロフィールに使い、家族の様子を気軽に投稿していることです。日本では家族の写真を掲載することにためらいを感じている方も多いかもしれませんが、彼らは普通に仲の良さそうな写真を掲載します。「何よりも家族を大切にする」と言ったアメリカの価値観の一端に触れられた気がします。日本では、プロフィールにも顔写真を載せず、投稿にも家族の顔写真等が載せない方も多く見受けられます。個人情報保護法が施行され、ストーカーによる犯罪が頻繁に報道されるようになった現状では、仕方のない部分かもしれません。

 コミュニケーションは全て英語です。中学校卒業程度の英語力とネット上の翻訳ソフトの力を借りれば、なんとか意志の疎通が図れます。英語であっても気持ちは、ちゃんと伝わります。翻訳ソフトでは「Google翻訳」が極めて優秀で、一昔前の硬直した直訳気味の文章はかなり改善され、そのまま利用してもOKのものが多くなっています。ただ、日常会話に出てくるような簡易な言い回しは、翻訳ソフトでも意味のわからないものもあり、こちらは改めて検索エンジンで例文を調べるしかありません。

 facebookでの海外の方との交流は、とても楽しいものです。日本にいたら絶対わからないような新しい知見が得られ、とても刺激になります。また、日常の些事がとてもちっぽけなことに思えたりもします。ただし、交流する相手は私を通じて日本を見ていることを、常々心に留めておかなくてはなりません。日本の評判を落とすような投稿をすることなく、できれば日本の素晴らしさも同時に伝えられたらと考えています。現在、オンラインのみの交流ですが、将来的には、是非北米を訪問して一緒に釣りをしたり、来日した際に福島を案内したりできたらと考えています。そこで、今年から英会話教室通いを始めました。今後がんばって、会話でもコミュニケーションが図れるようにしたいです。
※4月当初に掲載予定の原稿としていましたが、人事異動で、福島県歴史資料館勤務となりました。遺跡調査部では、会津縦貫北道路の調査と現場の調整役をしてきました。大変、お世話になりました。

 


 海外との交流もネットやSNSのおかげで楽々とできるようになりました。ご同慶の至りです。

 それにしても『交流する相手は私を通じて日本を見ていることを、常々心に留めておかなくてはなりません。』とはさすがの言。

 趣味の達人はマナーの達人でもありました。
 う~むぅ……惜しい人をなくしました。←(おーい、生きてるぞ~!)

 (管理人:葉羽)


        
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