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 トップページ > 遺跡調査部のご紹介(リレー・ブログ) > #069 特集大洗をさぐる「たらし」について (2016.6.29)

 
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#069 特集大洗をさぐる「たらし」について 小清水

 一般的に小麦粉を使用した鉄板焼き料理と言えば、「お好み焼き」と「もんじゃ焼き」の2種類が挙げられるでしょう。  しかし茨城県大洗町周辺では「たらし」と呼ばれるもんじゃ焼きに似た食べ物がソウルフードとして親しまれていることをご存じでしょうか。
 今回は、大洗っ子が愛してやまない「たらし」とその名店についてご紹介したいと思います。

 大洗町は茨城県央地域の東部太平洋岸に位置します。アクアワールド大洗(水族館)、リゾートアウトレット大洗、大洗海水浴場、大洗磯前神社などがあり、茨城県内随一の観光地として知られています。
 また太平洋から水揚げされる魚介類は有名で、特に冬場に食べられるあんこう鍋のおいしさは格別です。これらのことから、大洗町を訪れる観光客の食事のほとんどは海産物です。
 しかし、観光客の皆さんにも食べていただきたいのが「たらし」なのです。

 たらしは、緩く溶いた小麦粉にしょう油やソースで味付けしタネをつくります。次にタネを鉄板にたらして焼きます。この時ドテをつくらないのがたらしの特徴です。トッピングでベビースターラーメンや天かす、鰹節などを混ぜて、完全に固まらないうちにコテで取って頂きます。

たらしのたね

たらし

 次に大洗町でたらしの食べれる店「お好み焼き道」について紹介しましょう。
 「お好み焼き道」は大洗町の大貫町に位置しています。もともとは水浜電車の大貫駅に隣接していたそうです。雑貨屋「日の出屋売店」として営業を始め、平成の初めころ「お好み焼き道」に改装され今にいたります。
 大洗町を舞台としたアニメ「ガールズ&パンツァ―」の放送が開始されると、表看板を「戦車道」とし、Googleマップに店名を「お好み焼き戦車道」と登録されてしまう珍事も起こりました。

旧看板

新看板

お好み焼き道
(外観)

 「ガールズ&パンツァ―」の登場人物「大野あや」の等身大パネル設置店でもあり、担当声優の秋奈(ちゅな)氏も度々店を訪れたことのある大洗町のホットスポットです。
 たらしの値段は500円、大で600円という安さです。あんこう鍋1つの値段で、たらし10枚くらいは食べられると思います。トッピングでは定番のベビースターラーメンはもちろん、魚肉ソーセージ、シーチキン、モチ、カレー粉を楽しむことができます。

秋奈氏のサイン

 たらしを出す店は昭和20~40年代には町内に50軒ほどあったそうですが、今では数える程です。この先大洗町の素敵な食文化が未来に継承されていくことを願っています。

 大洗へ観光に行く機会があれば、一度たらしを食べてみてはいかがでしょうか。

大野あやパネル1 大野あやパネル2

大野あやパネル3

 

 うむぅ「たらし」か・・知らなかった。

 土手をつくらない「もんじゃ焼き」のようですが、「もんじゃ」は板にへばりついたオコゲを食べるのが作法(たぶん)であるのに対し、「たらし」はゆるい状態で食べるもののようですね。

 それにしても注目は『ベビースターラーメンを入れる』という部分。いやぁ、これはもうジャンクの極み・・・いいなぁ、ジャンクな食べ物って♪

 ということは、結構新しいフードなんでしょうか。調べてみるとベビースターラーメンは、1959年に三重県のおやつカンパニーが売り出した「おやつラーメン」がスタート。

 驚いたのは、この会社(の前身)、1955年に日本初のインスタントラーメン「味付中華めん」を発売していたのです!! ←(チキンラーメンじゃなかったのぉ!?)

 しかし営業的に失敗し、3年後の1958年に日清食品がチキンラーメンを発売してブレイク。こちらが元祖の評判を手にしてしまったのです。(同年、おやつカンパニーもノンフライ即席めんを製造販売。)

 やはり、“売れてナンボ”の厳しい世界なんですね。

 で、ベビースターラーメンが提携した(ワケではない:笑)のがこの「たらし」!

 もっと有名になるといいですね。きっと大丈夫。“粉もんに不味いものなし”ですから!!! 

  (管理人:葉羽)


        
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