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 トップページ > 遺跡調査部のご紹介(リレー・ブログ) > #064 楽しいアサリ採り (2016.4.19)

 
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#064 楽しいアサリ採り NR

 ここ最近の春先から初夏にかけてのマイブームは、アサリ採りです。

 普通、アサリには「漁業法」によって第一種共同漁業権が設定されており、共同漁業権が設定されている海ではおいそれと採れない生き物です。ところが、福島県内には河口から少し上流の川にそれが生息している場所があるのです。
 県内の大きな河川は、「福島県内水面漁業調整規則」によって、稚魚を守るために河口から上流の区域についても、規制をかけているところがほとんどです。しかし、小さな河川にはそれがかかっていない場所があります。アサリは海だけでなく汽水域にも生息できる丈夫な生き物で、実はそのような場所にも生息しているのです。

 このような河口近くの川に、干潮の時刻をねらって行きます。道具は、長い木の柄の先に一方が開いたステンレスのカゴがついた「ジョレン」、胸までかかる「胴長」、アサリを入れる「発泡スチロール箱」の3つが基本となります。箱には上に穴を開け、そこからアサリを入れられるようにしています。
 胴長にベルトを巻いて、そこに紐で箱を結わえて、ジョレンを持って川の中に出陣します。 
 アサリが好むのは泥混じりの砂地なので、水中を進むと結構足を取られそうになります。どちらかと言うと、アサリは干潮時に干上がるような浅いところよりも水面に出ない深いところの方にいる傾向があります。そこで、できるだけ川の中央を目指します。

 目的の場所についたら、ジョレンの柄を肩にかけて、奥から手前に先端のカゴの部分の開口部を引いていき、川底の砂泥を入れていきます。TVで船や深場で漁師さんがこの作業をやっているところが映ることがありますが、結構力がいる作業です。
 手前まで移動させて、カゴの中に砂泥がたまったら、カゴを持ち上げて揺らしてカゴの目から砂泥を落とします。すると、アサリがカゴの底に残っていきます。全部砂泥がなくなり、アサリだけになったら、1個ずつ拾い上げ発泡スチロールの箱に入れていきます。
 1回で入るアサリは、多いときには20個も入りますが、だいたい2~5個位が多いです。少ないと全く入らないこともあります。だいたいジョレンで底を引いている時、アサリに当たると「カチッ」という手ごたえがあるのでわかります。

アサリ採りのようす

 私が行くこの場所では、たまにハマグリが入ることもあります。汽水域なのに、底に大きな貝がいるとさすがにびっくりします。また、小カレイやカニもたまに入ってきます。

 3時間位頑張ると箱が一杯になり、ここで終了します。このままでは、アサリは泥を噛んだ状態なので食べることができません。ここで砂抜きに利用しているのが、海水です。防波堤に移動し、海水をくみ上げて箱に入れれば、2~3時間もすれば砂をきれいに吐き出してくれます。この方法は、昔真野川(合法区域)でアサリを採っていた時に地元の方に聞いた方法で、試してみたら効果てき面でした。福島から来た旨話すと「ずいぶん遠いとこから来てんな~。海の水を入れれば、福島に帰るころには、みんな砂を吐き出しているぞ」と教えてもらいました。

2時間で8㎏

 大量に採ったアサリは、いろいろな料理に使うことができます。ただ、私の行く場所は水質が余り良くないところなので、アサリ自体の味は今一つです。味噌汁、酒蒸し、アサリバターは、う~ん微妙な味です。そこで、最近は、手はかかりますが、佃煮作りをメインにしています。

 まず、大鍋でアサリを煮て、貝を開かせます。冷めてきたら貝殻から身を外してまとめます。それを醤油・砂糖・酒・ミリン・鰹出汁を適量入れた鍋で煮込んでいきます。出汁が少なくなって、味が整ったら完成です。ポイントは砂糖とミリンの量でしょうか。容器に入れて冷蔵庫で保存すればかなりの期間持ちます。ご飯にかけてもいいし、お酒のおつまみにしても美味しいです。

 アサリ採りで一番楽しいのは、砂泥を払ってジョレンのカゴにアサリが入っているのを確認する時です。アサリは、縄文時代の貝塚を構成する主要な貝で、手軽に採れる重要な蛋白源として利用されてきました。私がアサリにココロときめくのは、このような縄文時代から続くDNAのなせる業なのでしょうか。

 いやぁ・・この記事を見たら、矢も盾もたまらず早速この僕も行くことにしました。(もちろん、NRさんから道具とかを借りて。)

 元々貝類が大好きで、回転寿司に行ってもツブ貝は必ず二皿食べちゃいますし、赤貝、ロコ貝(アワビの代用貝)、ミル貝なんかもいいですねぇ。もちろんアサリ軍艦も!

 震災以降、松川浦の潮干狩りもできなくなっていますけれど、先日、テレビで相馬港の貝漁が再開されて放射線量も問題なかったというニュースをやっていましたし。チャンス到来!

 なんといっても、地蔵川河口はこの記事にあるように『世に知られていない場所』ですから、行けば取り放題!・・・うむむむむ、燃えてキター!!!

 ん? 待てよ・・・このリレーブログを見た人が殺到したらどうしよ~!?(アワワワワ)

 (管理人:葉羽)


        
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