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 トップページ > 遺跡調査部のご紹介(リレー・ブログ) > #038 「世界一小さな映画祭」 (2015.5.18)

 
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#038 「世界一小さな映画祭」 摺上

 何を書いたら良いのか迷ったのですが先日、須賀川市で開催された「すかがわ国際短編映画祭」に初めて行ってきましたので、その事を書いてみたいと思います。

 今回で27回を数え「世界一小さな映画祭」というキャッチフレーズのあるこの映画祭。

 2日間の開催期間で上映された作品は、国内作品17本、カナダ・アルゼンチン・スウェーデン・イスラエル・ラトビアなど海外からの作品14本の計31本。

 ジャンルも、民俗芸能や生物を題材にした記録映画、東日本大震災関連の社会派ドキュメンタリー、子供向けの教育アニメ、大人でも楽しめる芸術的なアニメなど様々でした。

 また、ゲストトークとして、東日本大震災関連作品の出演者・関係者の方々による講演もありました。

 残念ながら全ての作品を見ることはできませんでしたが、印象に残った作品について少し触れてみたいと思います。

映画祭パンフレット

 まずは、フランスで制作された「5 METERS 80」という作品です。

 この作品、簡単に言うとキリンの群れが、次々と「高飛び込み」をするというものです。

 音楽もナーレーションもなく、ただそれだけの映像なのですが、ありえない映像に驚かされます。本当にキリンが飛び込んでいるはずがないのですが、そう見せるクオリティーの高い映像に引き込まれました。

 次に、「名塩雁皮紙(なじおがんぴし)~谷野剛惟のわざ~」と言う作品です。

 この作品は、約400年の歴史がある兵庫県西宮市塩瀬町名塩地区に伝わる名塩雁皮紙と言う和紙の製造技術を今に伝える人間国宝・谷野剛惟氏を取材したドキュメンタリー作品です。

 この紙の特色は、雁皮と言う植物の繊維と名塩でとれる泥土を混ぜて漉くことです。

 泥土を混ぜることによって、虫食いや伸縮が無く変色しにくいほか、耐火・耐熱性に優れています。このような優れた特長を持つことから、重要文化財の修復や書画用紙などに用いられています。

 このような優れた紙にもかかわらず、現在この紙を漉いているのは谷野剛惟氏ただ一人だそうです。

 日本の伝統文化を継承することの難しさを教えてくれる作品でした。

会場脇の釈迦堂川にかかる

「こいのぼり』もお出迎え


 映画祭全体を通して印象的だったのは、監督・プロデューサー・カメラマンなど作品の関係者の方々が、実際に会場で各作品の上映前に、見どころ・制作秘話などを紹介されていたことでした。

 普段あまり目にする機会がない短編映画というものに対する深い愛情や熱意を感じ取ることができました。

 皆さんも、ぜひ次回は足を運ばれてはいかがでしょうか?

 

 パンフレットの写真がありますが、これは映画祭の公式ポスターと同じ図柄ですね。イラストレーターの八木メイさんのデザインがクールです。

 それと和紙の話・・・福島県二本松市にも、歴史1000年を越え清少納言や紫式部も使ったとと言われる「上川崎和紙」の伝統がありますが、こちらはしっかりと地域の手で技能伝承がされています

 伝統文化の技能継承・・・それもまた重要な課題ですね。 (管理人:葉羽)

【追記】私が以前担当した県の「ものづくり大賞」の賞状は、この上川崎和紙で作ってもらいました♪


        
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