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 トップページ > 遺跡調査部のご紹介(リレー・ブログ) > #104 思い出の酒瓶と酒器 (2017.6.13)

 
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#104 思い出の酒瓶と酒器 ウルボスピネール 

 旅先のお土産屋さんや酒屋さんで地酒を買ってきたり、知り合いからお酒を頂くことがあります。

 また、気になる銘柄のお酒はついつい取り寄せてしまいます。

 中身は結構早い段階でのどを通り、おなかの中に収まりますが、酒瓶は空き瓶になっても捨てることを躊躇させるものがあります。

「大吟醸 舞」
ご存じ、福島県会津のお酒です。
結婚記念日に職場のお友達からいただきました。
手前は、昨年秋の「備中国新見庄中世たたら」
(岡山県新見市)に参加した帰りに岡山駅で
買った 備前焼の盃。0.5合入ります。

 今回は、そんな捨てられずにいる酒瓶を紹介します。

「純米大吟醸 たたらの里」 

「大吟醸 玉鋼」


 たたら繋がりで、(公益)日本美術刀剣保存協会日刀保たたらがある島根県仁多郡奥出雲町横田の
お酒。
 「たたらの里」は9年前に日刀保たたらに行った際に横田の酒屋さんで買ったもの。

 「玉鋼」は島根県に行くたびに買っているけど、写真のものは昨年秋に買ったもの。

 写真を撮った段階では中身入り。その後、我が家での花見で職場の仲間と空けちゃいました。

 現在、日刀保たたらでは日本刀の原材料となる玉鋼を製造し、国内の刀匠さんたちに提供しています。
 そこで、次は、刀関係のお酒。

「超辛口 日本刀」
静岡県浜松市のお酒。
昨年のお正月、
宮城県鹽竈神社へ
新春刀剣展を見学に行った帰りに立ち寄った
仙台市内の居酒屋
で遭遇。
家に帰ってから、Amazonで
購入しました。
どうも、外国人に人気が
あるのか、
裏のラベルには
英語がびっしり。


「特別純米酒 大和伝」
鹽竈神社からの帰りに仙台駅で買ったのはこちら。
宮城県大崎市松山町のお酒。
同町在住の刀匠・法華三郎信房さんが作る「大和伝」を冠している。
「大和伝」とは、柾目肌で、刃文が真っ直ぐな日本刀の作風です。



 

「大吟醸 名刀 月山丸」
 山形県村山郡河北町のお酒。
 二本松市で発掘作業のお手伝いを頂いた方から教えて頂き、 一昨年冬、職場の仲間と行った肘折温泉の帰りに
さくらんぼ東根駅で購入したもの。
 瓶の大きさの割に高額でした(笑)。



「純米大吟醸 七星剣」
 愛媛県喜多郡内子町のお酒。
 お取り寄せの品です。
国宝「七星剣」は聖徳太子が
佩刀していた上古刀で、
聖徳太子が建てたと言われる
大阪府大阪市四天王寺所蔵。
現在、東京国立博物館に
寄託されています 。


 続いては、隠れた名品(笑)

「伊勢慶酒 おかげさま」(右)
 かなり前に、職場の仲間から頂いた伊勢神宮お参り記念のお酒。

「遮光器土偶の盃」(中央)
青森県八戸市是川遺跡のお土産。

「南部鉄器の盃」(左)
盛岡駅で購入。
もちろん磁着します(笑)



「岩倉 銅鐸の里から」
島根県雲南市木次町のお酒。
加茂岩倉遺跡から銅鐸がたくさん発見されたことがありました。
この器は磁器です。



「大曲の花火」(前列中央)
秋田県大仙市のお酒。
全国から選ばれた花火師が腕を競い合う全国花火競技大会で有名な大曲の花火。
この器は発売当時からこの形状で、
これは清酒2級時代に購入したもの。
後ろの花火玉は、左から5号玉、7号玉、10号玉(尺玉)です。


 最後になりますが、ここに紹介してきたお酒の味ですが、どれも美味なり。

 値段がちょっとはるものもありますけど、一度、皆さんもお試しあれ。


 銘酒の、特にお値段が高いような酒瓶は、中身を干しても捨てるのに躊躇しますよね。分かります、その気持ち。心から。

 最初に出てきた「舞」は、僕が一押しの末広酒造の酒ですが、いろいろ思い出されます。

 昔、お酒の価値など分からなかった頃、お中元に末広の玄宰をいただいた事がありました。

 その包みを開けてみるまで中身が分からず、解いてみたらこれが「玄宰」という名前も知らない(売り出されたばかりだったので)お酒の四号瓶でした。

 お酒と言えば一升瓶という固定観念があった頃のこと、不遜にも「なんだ四号瓶か、ケチ臭い」と思ってしまったのです。

 ところがこれを一口飲んでみたら、いきなり目から分厚いウロコがザラザラと崩れ落ちる衝撃が。日本酒を飲んで、こんなに心から旨いと感じたことはなかったので、その一口はまさに青天の霹靂でございました。

 で、気になって、その「玄宰」の事を調べてみましたら、入手希少で一升瓶なら1万5千円~2万円ものプレミアがつくお酒(当時)。四号瓶でも当然に、自分が飲んでいるような安酒とは天と地くらいの開きがあることに愕然。

 自分の不明をこれほど恥じた経験はありますまい。

 (閑話休題)

 当時の仕事が国際航空路線を開設することでしたので、福島・ソウル線の開設に向けたミッションを行うことになりました。

 で、ソウルでお客様をお迎えするパーティに何の酒を出せばいいかという事になり、僕は迷わず「末広!」と即決。

 さすがに「玄宰」は高級すぎる(というか予算がない(笑))ため、その下のクラスの「舞」を12本持ち込む事にしたのです。

 ところがっ!!

 韓国の通関がデタラメという噂を半信半疑で聞いてはいましたが、通関すると出てきたお酒は10本(8本だったかな?)のみ。持ち込んだ12本の残りはいったい何処に!! orz・・。 

 まあ、事を荒立ててもいいことは無いので、言うだけは言って引き下がりましたけれども、残った「舞」をパーティで披露したところ、これが韓国政府関係者・航空関係者から大絶賛を浴びる事に。

 うん、やはり僕の舌に間違いはなかった! ←(えらいのは君じゃなく「末広」ね。)

 そんなこんなで、数年後、福島・ソウル線が開設された事はご承知の通り。その陰の力として「舞」が一枚咬んでいる可能性は少なからずあったのでは~と、思う次第なのです。(遠い目)

 うん、今夜は久しぶりに奮発して「舞」でも買って帰りますかね(笑) 

 (管理人:葉羽)


        
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