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【門脇 秀典さん】 専門文化財主査

 犬という生き物は、実に真面目だと思う。定刻になれば起き、散歩に行きたいといい、ごはんをくれとせがむ。それがなぜ真面目かというと、まるで茶道の所作のように感じる時すらある。まぁ、決められた行動をよくするものだと感心をするのだが、飼い主である私はそういった行動が一番苦手である。

 我が家には雌雄二頭の犬がいるのだが、どうも彼らのなかではきちんとした社会が出来上がっている。後輩犬は先輩犬を絶対にたてるし、散歩でも一歩下がって付き従っている。ごはんも先輩犬が食べ始めるまでは、決して食べない。寝る時もしかりである。しかるに飼い主である私が一番できていない。

彼らはヒトのことを、まぁよく見ている。飼い主が喧嘩でもしようものなら、仲裁にくるし、不機嫌そうにしているならば、遠くで離れて見ている。そういう意味では、余程、飼い主より「忖度」が上手である。

ヒメノとムクと私。

 先輩犬(栗毛の方)はもともと保原あたりで拾われ、ひょんなことから七、八年前に我が家にやってきた。その時にすでに成犬だったのだが、生まれの年はわからない。最初は尻尾もピンと立って、颯爽と歩いていたものだが、最近は散歩も覚束ない。それでも彼女なりのプライドは健在で、散歩のサイドシートは絶対に譲らない。そもそも彼女は散歩で行き交う犬に吠えられても、相手にすらしない気丈夫さがある。最近は聴こえていないかもしれないが。

 後輩犬(うす茶の方)はもともと小高の農家の庭先で飼われていたが、震災の影響で我が家にやってきた「客分」である。震災後一か月くらいは猫と二人で家を守っていたというのだから、大した忠義である。こいつとは最初、血みどろの抗争をしたものだが、今や完全に私の「舎弟」に落ち着いた。

 犬は飼い主に似るというが、どうやらその逆もありきである。まぁ、お互い頑固なところがあるので本質的には譲りたくないのだが、彼らの行動に学ぶべき点は多いのではないかと思う(平成29年度の抱負にかえて、楢葉町大谷上ノ原8遺跡担当)。

(2017.5.8掲載)

        
 
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