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【福田 秀生さん】 専門文化財主査

 福島県いわき市出身

 昨年度から契約企画担当です。

 私自身が調査を担当した遺跡で、最も思い出が深く、重要文化財に推薦したい遺物を紹介します。

 写真の元ネタになっている玉川村江平遺跡から出土した天平十五(743)年銘の最勝王経精読木簡です。

 木簡の内容は、聖武天皇が金光明最勝王経の読経を命じたことを受けて、江平遺跡周辺に居住していた呰麻呂(あざまろ)さんが金光明最勝王経と大般若経をたくさん読経したことを記録したものです。

 これは『続日本紀』に記された聖武天皇の命令が実際に当時の都があった平城京から遠く離れた陸奥国で行われていたこと、さらにこの事実を1,200年以上も地中に埋もれていた遺物が証明するものとして全国的に極めて貴重な発見であったと考えています。

 また、この木簡と一緒に篠笛やさまざま木製品が出土しました。

 呰麻呂(あざまろ)さんの読経に合わせて、歌舞音曲や様々な儀式が行われたことをうかがわせるもので、福島県の歴史研究だけでなく、当時の地方政策における仏教の役割を如実に示した事例であると考えることができます。これらを一括していつの日にか、重要文化財にできたらいいな!と思っています。

似顔絵です。

 

(2017.4.27掲載)

        
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